2010年 06月 07日
歩みを止めて |
こぷたが産まれた時から、朝の散歩が日課です。
こんなにも緑のグラデーションが美しい時期は、水筒と帽子を持って、さあお出掛け。
雨が降った次の日の、緑の色合いや香りは、体の中にすぅっと染み込んでゆく。
少し前の写真だけれど、野生の菫。
この淡い紫が本当に好きで、色を選ぶ時、気が付くといつも手を伸ばしている。
スカーフ、バレリーナ、ワンピース・・・。
今回友人達から貰ったプレゼントのいくつかも、「あなたにはやっぱりこの色」と。
新しく新調したスニーカーも、もちろんこの色でしたとさ。
朝日が当たる苔と、そこに散るコブシの花びら。
春といえば桜もいいけれど、蕾がふかふかのネズミのようで可愛らしいこの花も好きです。
桜のような美しさはないけれど、もっと地味で、親しみやすい。
こうして散歩の途中で歩みを止めて、朝の空気を吸い込んで。
あぁ帰って来た、と感じるひと時。
ローマは混沌としていて、それが魅力でもある街だけれど、こうして山で育った私にとって、やはり此処は心落ち着くところ。
たまに帰ってきて、心と身体のバランスを調整するのです。
こぷた用の帽子は、めずらしくピンクにしてみた。
ピンクはとても美しい色だけれど、種類がありすぎて、嫌な色になっちゃったりもして難しい。
でもこうして、一つだけなら可愛いと思う。
しかし娘のこの格好・・・ごめんあそばせ。
鎌倉からやって来たにゃんこは、KIBIYAベーカリーのもの。
中にはお土産でイチヂクのパウンドケーキ、スコーン、クロワッサンが入っていました。
美味しくておいしくて、朝に、おやつにと、なんとも幸せな日々だったなぁ。
さて、寂しいけれど、もうそろそろ帰る頃です。
イタリアへ先に帰ったお父さんと、猫たちが待っている。
初夏の太陽と、美味しい果物たちも!
by fd-terra
| 2010-06-07 14:34
| 日本を散歩