2007年 11月 28日
マルメロの喉シロップ |
いつも行く有機野菜の直売所で、マルメロを見つけました。
表面のふわふわの綿毛を撫でていると、とても良い香りがするので、どうやって調理しようかなぁと迷いつつ、しばらく棚に飾って眺める。
ところで、このバラ科のこの果実のことをずっと「カリン」と呼んでいました。
実の名は「マルメロ」で、「カリン」と呼ぶのは長野県諏訪地方だけのよう。
どうしてなのでしょう。
どなたかご存知ですか?
しかし、数十年も「それ」と信じていたものが違った!
だなんて、ちょっと衝撃的な面白い事件でした。
しばらく迷った末に、母が教えてくれた蜂蜜漬けに決める。
暖かかったり寒かったり、気温が不安定で風邪を引きやすいこの季節にぴったりの、あまーい喉シロップ。
作り方(とっても簡単ですが、一応・・・)
・マルメロをよく洗い、表面の綿毛を取り除いたら、種を取り、皮を剥かずに適当な大きさに切る。
・熱湯消毒したビンに入れ、蜂蜜を注ぐ。果実の高さの3分の2位まで。
・1週間ほど寝かせると、マルメロから果実が出て、美味しいシロップの出来上がり。
果肉から水分ができって、しぼんでくる頃まで待ちましょう。
イタリアではどうやって食べるのか、興味があって何人かに聞いたら、大抵の人はジャムにするそうです。
友人のフランチェスコは、
「2つに割って種を取り除いたら、その穴にお砂糖を振るだろう。そしてオーブンで焼きリンゴみたいに焼くんだよ。小さい頃マンマがよく作ってくれたなぁ。」
と懐かしそう。
オーブンから漂い、家中に満ちるよい香りを想像しました。
たくさんできたので、薬ビンに詰めて、赤ちゃんを待っている友達におすそわけ。
今頃お腹のあの子も、ぺろぺろしているかしら。
by fd-terra
| 2007-11-28 17:40
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