2007年 11月 02日
Antiquariato |
秋の美味しい空気を、心いっぱいに吸いたい。
そんな秋晴れの心地良い日に、ローマから車で2時間弱の小さな町、ヴィテルヴォで行われている骨董品の展示会へ行って来ました。
普段は路上でごろごろと売っている小物、昔の生活を垣間見せてくれるキッチン用品などを見るのが好きですが、ここはさすが見本市。
丁寧に修復され、現代風にアレンジもされている美しい家具たちが揃い、私達はただただ見惚れるばかり。
写真は、木製の台所作業台に、電子コンロを取り付けたもの。
どっしりとした木の表面には、昔から続いてきた生活が染み込んでいる。
過去と現在が融合してうまれた、新しさ。
手描きで描かれた装飾が美しいタイルたち。
シンプルな台所の壁のアクセントにしたら、素敵だろうなぁ。
一人ずつを主役にしてあげたい、押し花。
帰り道は、はっと目を見張るような黄色の紅葉を眺め、自分の目が潤い、光がさすのを感じる。
今しか見られない大好きな色彩を眺め、しばらく遠ざかっていたものに触れて、新たな何かがむくむくと沸きあがる。
by fd-terra
| 2007-11-02 02:24
| ローマを散歩